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387話

さっきまで話がうまく進んでいたのに、唐龍が突然態度を変えた。方仲海は一瞬戸惑ったが、表情には少しも不快感を見せなかった。

方仲海は取り入るような笑みを浮かべた。「唐兄弟、昆麻子は私より数歳若いとはいえ、やはり年寄りの一人だ。あなたが出向けば、鶏を捕まえるようにやすやすと、ほんの手間もかからずに捕まえられるだろう!」

唐龍は鼻を鳴らした。「そうであれば、なぜお前は自分の手下を送って、その老いぼれ鶏を捕まえに行かせないんだ?」

方仲海はにこにこ笑った。「お気にし過ぎだよ。先ほども言ったが、私がこの老いぼれに直接対処するのは具合が悪い。だからこそ、お二人に助けを求めているんだ」

「方さんよ、...