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336話

「錦和楽酒楼」は大学城に隣接し、環境は言うまでもなく素晴らしかった。店の外側には小さな公園が広がり、真っすぐに伸びる緑の竹と色とりどりの回廊の灯りが、どこか詩情豊かな雰囲気を醸し出していた。

メニューが運ばれてくると、張先輩は「彩鳳朝陽」、「二龍戯珠」、そして「歓歌笑語」を注文した。

唐龍は不思議そうに尋ねた。「彩鳳朝陽って何ですか?」

張先輩は答えた。「キジ肉だよ。ただの野鶏じゃなくて錦鶏だから、彩鳳と呼ばれているんだ」

「じゃあ、二龍戯珠は?」

「龍はもちろん蛇のことで、珠は海の大きな貝の中の真珠さ」

談維はそれを面白く聞いて、続けて尋ねた。「じゃあ、歓歌笑語は何なの?」

「...