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311話

唐龙も体格のいい屈強な男だったが、この太った男にそんなに押し込まれては、どうやって座れというのか？そこで肩を軽く叩いて、とても丁寧に言った。「兄弟、場所を取りすぎだ。少し向こうに寄ってくれないか」

デブ男はニヤニヤ笑った。「俺はお前に触られても怖くないぜ。何を恐れてるんだ？」

唐龙は言葉に詰まった。どうやら本気で自分を痴漢扱いしているらしい。デブ男のあの下品な笑みを見て、唐龙は目を見開いて言った。「デブ、そんな笑い方をするなら、容赦しないぞ！」

デブ男はまだニヤニヤ笑っていた。「俺は美女じゃないんだぜ。お前に何ができるってんだ？」

唐龙は怒りで飛び上がりそうになった。彼は人生でいろんな...