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301話

上海から龍京まで、二時間半の道のり。

早いとも言えず、遅いとも言えない時間。

午後、罪域の一団と国安局の地下室で激しく戦った唐龍は、全身が痛みを感じていた。一等席に座り、シートベルトを締めるとすぐに眠りに落ちた。

唐龍は眠りながらも、兵甲武経を自動的に運転させ、自らの生気を調整していた。

バルトとの一戦で、あまりにも多くの気力と気勁を消耗してしまった。生の巻が絶え間なく生気を修復してくれるとはいえ、三日や五日では完全に回復できないだろう。

幸い、唐龍の手元には上質の翡翠がいくつかあり、そのエネルギーを吸収することで回復時間を短縮できるはずだ。

夕...