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273話

最後、唐龍は二つのアクセサリーに目を留めた。一つは上品で優雅なダイヤモンドのネックレス、もう一つは水晶で飾られたブレスレットで、小さくて可愛らしく、特に女の子に似合いそうなものだった。選び終わると、唐龍はそのまま支払いに向かった。銀行カードから引き落とされる金額を見て、唐龍の心の中で「うわっ」と思わず叫びそうになった。かなりの出費ではあったが、母親と雨晴がプレゼントを見て喜ぶ姿を想像すると、心から嬉しい気持ちになった。

支払いを済ませた後、唐龍は包装されたネックレスとブレスレットを手に戻ってきた。

譚維は唐龍が自分にプレゼントを渡す様子がないのを見て、心の中で落ち込んだ。「もしかして、シャ...