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235話

さすがはクライメイトから出てきた高級品、デスキスの力は侮れないな。

その薬効がこんなに長く持続するとは、しかも二回目の発作まであるとは、唐龍は全く準備できていなかった。

彼の体が突然痙攣し、頭を何度か振ると、完全にハイな状態になってしまった。

彼の目の前にある鞭は、もはや鞭ではなく、譚維の雪のように白い玉のような手に見えていた。

しかし、鞭が唐龍の顔に当たりそうになった瞬間、唐龍は身をかわした。これはデスキスの薬効を克服したからではなく、このような形で譚維と接触するのは道徳的ではないと感じたからだ。心の中では譚維に好感を抱いているものの、自分と彼女は釣り合わないと思っていた。いわゆる門...