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199話

寧馨は仕事が終わった後、唐龍と一緒に警備課へ向かった。羅默を見かけると、火鍋を食べに行こうと声をかけた。

本来なら夜勤だった羅默だが、寧馨が来たのを見て、文達と東子に自分の代わりを頼み、二人に指示を出してから警備室を後にした。

その後、三人は肥牛火鍋店へ向かった。湯気の立ち上る鍋を前に、赤い唐辛子油と花椒が表面を覆い尽くしているのを見ると、店主に料理を急かすように注文した。羊肉、牛肉、エビ団子がテーブルに並ぶ頃には、すでに冷たいビールを何口か飲み干していた。

料理が全部揃うのも待たずに、三人は我慢できなくなり、肉片を鍋に入れ始めた。何度もしゃぶしゃぶした後、タレにつけて口に運び、がつがつ...