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126話

しかし、譚建林はいつも口を濁し、ただ唐龍が過去に特殊部隊の特殊兵だったとだけ言っていた。

唐龍の体に残る傷跡を見た後、譚維は彼の過去の身分についてますます好奇心を抱くようになった。

「わかったわかった、仕事の話はもうしないわ。でも唐龍、もしあなたがまだ十二雲豹にいたら、私、あなたに告白していたかもね」程英が唐突に言った。

次に唐龍に会えるのはいつになるかわからない。言っておくべき言葉があると程英は感じていた。

譚維はそれを聞いて胸がドキリとした。

一方、唐龍は気まずそうに咳払いをして言った。「英子、冗談言うなよ。もし俺みたいなのを好きになれるなら、とっくに追いかけてるって」

「本気で言って...