無敵の兵士エス

101話

「郭総、あなたが言っていた東瀛の剣士は、いったいどれほどの実力があるのですか？」六指廃陀は金で仕事を請け負うだけあって、言葉遣いは丁寧だった。

「彼の実力はお前を上回るものよ。はっきり言えば、お前は彼の前では五合も持たないでしょうね」郭莉莉は容赦なく言い放った。

「五合も持たない？」六指廃陀は驚きの色を浮かべたが、すぐに笑みを浮かべた。「郭総、私だって血榜争覇戦の前回大会で第九位を取ったんですよ。上位五位の選手でさえ、五合で私を倒すなんて豪語できないはずです。まして東瀛の剣士ごときが」

「五合持たないという意味じゃないわ。彼と対峙すれば、五手以内にお前は命を落とすということよ！」郭莉莉の...