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64話

「いい女房も可愛い嫁も俺のものだ!」

そう言い捨てて、龍根はズボンを引き上げながら部屋を出て行った。唖然とする沈麗娟を残して。これが本音だった。龍根が無恥というわけではない。ただ股間のそれがあまりに大きすぎて、その欲求も膨大なのだ。一人や二人の女で足りるはずがない。それに、あれだけの良い女たちを無駄にするのは、股間のものに申し訳が立たないというものだ。

龍根は片手で股間のものを整えながら、もう一方の手で汗を拭った。夏はこんなもので、暑くてたまらない。裸になって道を歩きたいくらいだ。そう思いつつ、龍根は川原に行って水を浴び、ようやく少し楽になった。

何静が来たということは、魏武のあの媚びへつ...