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259話

真冬になると、茶館はまるで倒産寸前のように閑散としていて、時折「二筒、和了!」という声が聞こえる程度だ。

小紅たち女たちと茶館に座った一度を除けば、これが龍根にとって二度目の茶館訪問だった。茶館という場所に龍根は特に興味を持っていない。何もせずぶらぶらしているだけのように感じられた。数人が一つのテーブルを囲み、ほんの少しの茶葉を入れるだけで、一日中座り込んでいる。おしゃべりにゲップに屁、様々な人間がいた。

五毛銭のためにカッカして顔を赤くし、「てめえの母ちゃんを」「俺はお前の母ちゃんを」なんて罵り合う。何の意味があるのか?本当に腕に自信があるなら、ズボンを脱いで勝負すればいい。どちらの物が...