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197話

「うぅぅぅ…」方倩は龍根の胸に顔を深く埋め、涙が堰を切ったように止めどなく流れ落ちた。

柔らかくふくよかな彼女の体は完全に龍根の腕の中に収まっていた。強い手が優しく彼女の背中を撫でていた。一見何の問題もないように見えるが、少し注意深く見れば、その大きな手が撫でる位置が不自然だということに気づくだろう。背中から腰へ、そして腰からお尻へと徐々に下がっていくのだ。

「やれやれ、なんて柔らかいお尻だろう、こんなに突き出て。気持ちいいなぁ。龍のじいさんの神業を発揮した甲斐があったってもんだ。一発やれたらなお良いんだがな、へへ」悪知恵の働く手は滑るように下へ移動し、丸くて引き締まった太ももを感じる。弾力...