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119話

その女の態度はすぐに変わった。もともとぼんやりしていた眠そうな目が、龍根の股間に向けられた途端、まるで金塊でも見つけたかのように輝き、興奮を隠せないようだった。

「深く知り合いたい?やりたいならはっきり言えよ。回りくどく言ってどうすんだ?」龍根は目を見開き、少し苛立たしげに言った。

都会の女ってこんなに媚びへつらうものか?なんでそんなにもじもじして、やりたいくせに認めないんだ?何をぐだぐだしてるんだ?

「くすくすくす」と、その女は急に笑い出した。

最初はこの田舎者はただの軟弱な男だと思っていたが、あの立派なものを見た途端、猫が魚を見つけたように心がむずむずして、見逃せなくなった。改めて龍根...