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880話

陸国富の首筋に吐息が漂い、女の香りが誘惑を放っていた。

彼女の小さな手が震えながら陸国富のジャージに忍び込んだ。

だが、陸国富の逸物はまだ元気を取り戻していなかった。

彼女はスカートの裾を持ち上げ、両脚の間に挟むと、しゃがみ込んだ。

陸国富のものを引き出し、半ば目覚めかけた逸物を露わにする。

流し目を送り、陸国富を一瞥した。

その艶やかさは、見覚えがあるようで、どこか違和感もあった。

許玲の澄んだ美しい顔には、かつての水のような純情が見当たらない。

どこか風塵めいた雰囲気を漂わせていた。

陸国富の弟分がピクリと反応した。

許玲が手を伸ばすと、真っ赤な爪が微かに光を反射してい...