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786話

陸国宇は趙夢のTバックを脱がせることはせず、ただ彼女の秘部を覆う布を横にずらしただけだった。

そして、その逞しい男根を彼女の中へと押し入れた。

陸国宇の硬く張りつめたものが趙夢の体内に入った瞬間。

趙夢は長く甘い声を漏らした。苦しさと快楽が入り混じったような声だった。

陸国富はわかっていた。陸国宇が行動で陸国富に対して意志を表明していることを。

もし陸国富がその時、冷静な状態であったなら。

彼はおそらく様々な利害得失を真剣に考慮していたはずだ。

彼らの家族に降りかかる世間の圧力についても考えていただろう。

だが当時、陸国富は完全に下半身に支配された状態だった。

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