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608話

余小青は受け取ると、手を振った。ウェイターは軽く一礼し、微笑みながら下がった。

「これは三枚の推薦カードと三枚の申請書よ。あなたたち三人に一枚ずつ」

余小青はカードと書類をすべて陸国富に渡し、笑いながら言った。「次に来るときに、書類に記入してきて。すべての費用は私のアカウントに付けておくから。私からの顔合わせのプレゼントということで」

「ありがとう、姉さん」陸国富は有頂天になってそれらをしまった。

こんなものは金があっても手に入らないのだ。

この高級クラブは、上流社会の隠れ家のような場所で、この会員カードを持つことは、無数の社交界の名士と知り合うチャンスを得ることと同じだった。

それは将来の無...