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604話

休憩エリアにも照明があるが、やはり顔までは照らさない。

しかも、照明が切り替わる5分前には、かなり大きな警告音が鳴る。

奇妙な照明のおかげで、クラブ全体が妖しく艶めかしい雰囲気に包まれていた。

だが余小青によれば、このクラブは実は高級会員制で、彼女の友人が経営しているという。

会員でなければ入場すらできない場所だった。

今日、陸国富たちが入れたのは、完全に余小青の人脈のおかげだった。

「ここで遊んでいる人たちは、お金持ちかお金持ちのパートナーばかり。会員になる前には健康診断書の提出が必要で、毎月クラブが会員の定期検診を実施しているから、安心して遊べるのよ」

余小青は...