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583話

その瞬間、エリーサは突然陸国富の手を掴んだ。

うっとりとした目で囁きながら、もう一方の小さな手も思わず自分の下半身に伸ばし、絶えず愛撫し続けていた。

彼女の下はすでに濡れそぼっていた。

「エリーサ!何をしているんだ!早くその手を引っ込めろ!」

陸国富はエリーサの行動に大きく驚いた。ここはまだ路上なのだ!

人が行き交う場所で、目の前にはもうアリス・グループの建物が見えている。

こんな場所で欲しいなんて言われたら、冗談じゃない。

「陸国富、苦しいの」

エリーサの表情は今にも泣き出しそうだった。

今の彼女は全身が火のように熱く、苦しかった。

そして男性のあれこ...