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499話

言いながら、王小雅は陸国富の腕をつかんだ。

部屋の中へ進もうとしている。彼女はすでに決めていた、このイケメン君を自ら接待するつもりだった。

「ちょっと待って!」

陸国富は赤やピンクで彩られた妖しげな部屋を見て、頬が少し赤くなった。

「まず私の質問に答えてよ、答えてくれたら楽しいことしましょう!」

王小雅はこの時すでに陸国富に心を奪われていた。

少し不満そうに眉をしかめたが、質問に答えたら「あんなこと」ができると聞いて、真剣に考え始めた。

待てよ、お爺さん?

王小雅は反射的に小紅のお父さんを思い浮かべた。

「いたわよ、昨日の夜確かにお爺さんが来たわ!」

そのお爺さんのことを思い出すと、王小雅の顔...