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435話

「イケメン、ちょっと失礼じゃない?お母さんに教わらなかったの?人と話すときは目を見るものだって」

「ナンパのつもりなら、他をあたってくれないか。今は気分じゃないんだ」陸国富はようやく顔を上げて相手を見た。

目の前にいたのは超ミニスカートを履いた美女で、ツインテールの清純可愛らしい雰囲気だった。

しかし体つきは極めてセクシーだった。

まさに天使の顔に悪魔のボディというやつだろう。

確かに極上の美女で、普段なら陸国富も二言三言会話を交わしていたかもしれない。

だが今この瞬間、陸国富は本当に少しも気が乗らなかった。

美女は思わず苛立ちを覚えた。普段ならバーで彼女に声をかけたい男はいくら...