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381話

「王兄貴、ホントに気になっちゃって。みんなすごくカッコいいし、王兄貴もその虎の威を借る狐みたいで、マジでイケてるよ!」陸国富は言った。

小王は陸国富の言葉を聞いて、思わず笑い出した。

まさかこの陸国富がこんなに話上手だとは。しかも四字熟語まで使って自分を褒めるなんて!

小王はろくに学校に通ったことがなかった。

だから陸国富が四文字で自分のことを表現したのを聞いて、褒められていると思い込んだのだ。周りの人たちもそれを聞いて、思わず笑ってしまった。

「お前、なかなか口が上手いじゃないか。王兄貴の俺が暴走族のことを少し教えてやるよ!」小王は言った。

「俺たちの暴走族には三人のボスがいる。李明強...