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313話

女は「キモい男ね」と言った時、陸国富を一瞥した。

陸国富は契約書を見下ろすふりをしながら、時折こっそりと女の体に視線を送っていた。

彼は女の服に二つの小さな突起があるのを見て、もしかして女は下着をつけていないのだろうかと思った。

陸国富は映画でしか女性の体を見たことがなく、女性の体に対して原始的な渇望を抱いていた。

しばらく契約書に目を通してだいたい内容を把握したので、彼は女性ともう少し話し合おうと思った。

顔を上げると、突然目の前に立っている女性が目に入った。

そして彼ははっきりと彼女の下半身を見てしまった。彼女は確かに下着をつけていなかった。

この女は一体何をしている人なのか、家にいるのに...