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135話

警察署に入るとすぐ、男はふたりと別れた。他の人を探しに行くとのことで、林小春と陸国富は担当の警備員を探すことになった。

部屋に入ると、林小春は警備員の向かいに座り、陸国宇は自分を強姦しようとしたわけではなく、自分が一時的に混乱して間違ったことを言ったのだと説明した。

しかし警備員は彼女の話を聞いているようには見えず、目は彼女の胸元に釘付けになっており、よだれを垂らさんばかりだった。

陸国富は警備員の心ここにあらずの様子を見て、机を強く叩いた。警備員はハッとして、「どこだ!誰が発砲した!」と叫んだ。

周囲の人々が爆笑する中、警備員は恥ずかしさのあまり頭を下げ、「あなたは一昨日、陸国宇があ...