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394話

「天君に感謝します!」

七仙怪は大喜びした。天君が降らせたこの雲雨には、莫大な精元が含まれていた。

彼らの海山を再び立ち上がらせることができるのだ。

案の定、黒雲の覆う下で、龍女に粉々に斬られた七つの海山が、砕けた石が再び集まり始めた。

まるで王者の帰還を思わせる勢いだった。

天君が手を下したからには、葉然もただ見ているわけにはいかない。

天君が黒雲を放ち七仙怪を援護するなら、葉然は神仙筆を取り出し、七枚の神符を書き記した。

その七枚の神符はやがて天から降り、それぞれ七つの損なわれた海山に貼り付けられた。

七枚の神符は、かつて仏祖が五指山に貼った仏咒のように、即座に効果を発揮した。

七つの海山...