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331話

葉然は西北を離れた後、直接雲城へと向かった。

雲城、雲霧谷。

曲清歌はちょうど晴児を連れて庭園を散策していた。

土老嚎はその横で大の字になって爆睡していた。

曲清歌が来てからというもの、もう彼女について仕事に行く必要もなくなった。

毎日様々な調理済みの食事を食べた後は、ただ横になって眠るだけ。

日が経つにつれ、すっかり怠惰な性格になってしまった。

「土老嚎、本当に怠け者だね!」

晴児が言った。

「そうなの!さっき耳を引っ張って一緒に遊ぼうって起こしたのに、手を離したらまた寝転んじゃったんだよ!本当に大怠け虫!」晴児は頬を膨らませて言った。

曲清歌は微笑み...