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254話

その瞬間、霊蜂の体を三種の元素が絶え間なく取り巻いていた。

回転の速度は更に増していく。

連続五分間の後……

三つの属性元素の旋回速度がようやく徐々に遅くなってきた。

最終的に、安定した!

元々炎のように赤かった霊蜂は、今でも本体の基調色は火のような赤色のままだ。

しかし、その腹部は、もはや黒い模様だけではなくなっていた。

代わりに、青色と緑色の模様へと直接変化していた!

それぞれ水系属性と木系属性を表しているのだ!

「成功だ!」

葉然の両目がわずかに輝いた。

明らかに、霊蜂が蜂毒王の蠱虫を飲み込み、蜂毒王が持っていた水系エネルギーと木系エネルギーの...