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180話

「もう見ないでよ!」

姜初寒の可愛らしい顔が赤く染まる。

普段なら誰に対しても冷たい表情を浮かべ、千里の彼方へ人を拒絶するような冷淡さがある。

まるで誰も彼女に近づけないかのように。

でも叶然は……この男にじっと見られていると、姜初寒はいつも頬が熱くなるような恥ずかしさを感じてしまう。

叶然はようやく視線を外した。

「へへ、スタイルいいじゃないか」

叶然が冗談めかして言った。

「そう?そうなの?」

姜初寒は叶然を見つめながら尋ねた。

「触ってみたいとか思ってる?」

「あ、いいの?」

叶然は思わず口走った。

すぐに、姜初寒の火を噴きそうな目つきを見て、不吉な予感が走った...