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152話

いかに貴重な宝物であっても、男にとっては、あの方面の能力ほど重要なものはない。

特にクリスにとっては、彼は数多くの宝物を見てきたのだ。

夜明珠も確かに宝物だが、結局のところ、この五百年物の肉霊芝ほど実用的ではない。

二つは金銭的価値においては、同じレベルではない。

だがクリスの心の中では、この五百年物の肉霊芝こそが、本当に彼の心に響くものだった。

余顕龍は心の中で激怒した。

彼は苦労して手に入れた、価値十億を超える夜明珠を贈り物にして、これなら間違いないと思っていた。

しかし、まさか数十万の肉霊芝に負けるとは。

この感覚は、莫大な金をかけて宝石を買ったつもりが、結局はガラス玉の...