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813話

私と雅妃がまず外に出たのだが、その時、八号はまだその場に立ったままだった。私たちは不思議に思って彼女を見つめた。「八号姉さん、どうしてまだそこに立っているの?行かないの?」

八号は微笑みながら私たちを見て言った。「あなたたち、行きなさい。私はここを離れるつもりはないわ。それに、ここを出たとして、私はどこに行けばいいの?もうここに慣れてしまったの。早く行きなさい。このままだと警備に見つかって、逃げられなくなるわよ!」

八号はそう言うと、わざわざ私たちを外へ押し出した。すると、大きな扉が自動的に閉まった。その瞬間、私はとても悲しい気持ちになった。八号が私たちのためだけにこれほど犠牲になっている...