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67話

「もし好きな人があの人だったら、自分には少しの望みもない」

彼は二つ目の答えを聞くのが怖かったので、聞かないことにした。

私のまつ毛が震える。蘇延河はこの数日でどこもかしこも痩せたのに、あそこだけはいつもと変わらず雄々しく逞しかった。

厄介者の柱がリズムもなく私のお腹を叩いている。間違いなく、私が「そう」と言葉を発した瞬間、この宝物が私の口に突き刺さるだろう。

私は首を振り、蘇延河の感情を落ち着かせようとした。「そんなことありませんよ、若様が考えすぎです」

「本当です」私は小さな頭を縦に振り、誠実さを示した。

「彼が姉さんを満足させられないなら、俺が満たしてあげる」そう言うと彼は私のズボンを脱...