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63話

彼は上唇をもぞもぞと動かし、舌と指の動きを一瞬も止めることなく、すでに崩壊寸前の場所を責め続けた。

電気が走るような快感が背骨を伝って頭皮に直撃し、私の視界には花火が炸裂したように白い光が散った。乱れた息の中で呻き声を漏らす。「だめ、だめぇっ!」

私は激しさを増す攻めに完全に意識を失い、やがて口を開けて無意味に喘ぐだけになった。漆黒の髪が乱れて揺れ、全身が快感に包まれていく。

突然、私の体が激しく震え、首が後ろに反り、全身が妖しい紅色に染まった。そして下腹部がびりびりとしびれ、水がしゅるしゅると噴き出し、蘇延烨の口いっぱいに溢れた。

「ど、どいてっ」私は泣きながら喘いだ。

蘇延烨は何...