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55話

「どう考えても蘇延烨の過ちではないわ。謝るべきなら、私自身のはずよ」

蘇延烨は自分の肩を差し出し、私が枕にするままにさせてくれた。彼の指が私の長い髪に触れ、優しく囁いた。「休み足りたら教えて、薬を塗りに連れて行くから」

私の服はもう着られなくなっていて、かといって裸で外を歩くわけにもいかず、仕方なく蘇延烨の服を借りることになった。

服はだぶだぶで、裾も長く、持ち上げないと歩くたびに尻もちをつきそうだった。

下着もつけていないから、上半身は二つの丸みが布地を膨らませ、形までくっきり見えてしまう。下半身はがらんどうで、歩くたびに股間に風が通る始末。

私は顔をしかめ、苦々しい表情を浮かべた...