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373話

私は恥ずかしそうに笑いながらワイングラスを手に取り、一気に飲み干した。この赤ワインの後味がこんなに強いとは思わなかった。さらに先ほど劉というおじさんに薬を盛られていたこともあり、今の体は再び非常に苦しくなってきた。二杯続けて赤ワインを飲み干した後、頬がどんどん熱くなっていくのを感じ、全身も異常なほど熱くなってきた。同時に胸の辺りが強く張って痛むのを感じた。

趙社長は私の様子を見て、表情から不調を察したのか、とても心配そうに手を私の肩に置き、気遣うように尋ねた。「菀児、どうしたんだ？体がずいぶん熱いようだが？」

今、私の目の前がぼんやりとし始め、どんどん火照りが増していくのを感じた。同時に口...