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37話

一人は苏延成（スウ・イエンチェン）、もう一人は苏延河（スウ・イエンホー）。

私は質素な白いワンピースを身にまとい、しなやかな曲線を引き立たせていた。髪も簡素にピンで留めただけで、装いはとても素朴なのに、整った体つきと美しい顔立ちのおかげで、やはり目を引いてしまう。

まるで清らかな蓮の花のように、手を触れることを許さないような雰囲気だった。

苏延河の目には抑えきれない恋慕の情が溢れ、苏延成の眼差しはますます深くなり、表情からは喜怒は読み取れなかった。

その強烈な視線に気づかないはずもなく、誰が私を見ているかも分かっていたが、振り返る勇気はなく、ただ頭をより深く下げて、自分の存在感を薄める...