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175話

私をより不思議にさせたのは、胸の張りと痛み、そして下半身の異常な湿り気と不快感だった。やっとの思いで階下に降りると、黒子が隅に座り、ぼんやりと虚空を見つめているのを見つけた。

黒子も明らかに私に気づいたようで、私を見るなり表情が急に緊張し始め、慌てて立ち上がった。私は彼のあどけない顔を一瞥し、かろうじて微笑みを浮かべながら言った。「黒子、どうしてこんな遅くまで起きてるの?こんな時間にここで何してるの?」

黒子は照れくさそうに頭を掻きながら、ぎこちなく笑って答えた。「眠れなくなっちゃって!」

「眠れないの?」

黒子は頷いて言った。「うん、そう!」

少し考えてから私は言った。「黒子、もし...