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841話

太陰仙子は擎天に尋ねられ、顔を真っ赤にして、何も言えず、ただ赤面して俯いたまま「わたし……」と呟いた。

「もう言わなくていい。まずはこの秦という者を斬り、それから連れ帰って罪を問おう!」

太白道長は長刀を連続して振るい、青霜刀法の半分ほどを繰り出し、真元を三分の一ほど消費した。だが秦朗は何事もなかったかのように、むしろ戦えば戦うほど勢いを増していた。

擎天もまた真元を三分の一ほど消費していた。神虚界の天才であるこの男は、秦朗の余裕ある表情を見て、何かを悟ったかのように厳しく叫び、突然体を空中に浮かせ、手の剣で連続して虚空を指した。一度指すごとに、一振りの剣の符号が現れた。

八回指し終えると、虚...