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764話

「神境が今も生き残っていたとしても、秦朗の今の実力なら勝てるだろう」

むしろ、三顔花や数多くの生命神泉を服用した後は、修為がさらに一段階上がり、通玄の極致に達し、神海の境地さえ窺えるだろう。一度神海に踏み入れれば、神境など取るに足らない存在ではないか。

劉永強はまだ胸の高鳴りを抑えきれず、さらに何か言おうとした時、突然、向かい側の秦朗の表情が変わったのを目にした。

「どうしたんだ？」

劉永強が首を傾げていると、谷の外から次々と驚きの声と戦いの音が聞こえてきた。

「この果てしない黄砂の葬心谷に、誰が入り込めるというのだ？」劉永強が不思議に思っていると、秦朗はすでに厳しい表情で立ち上がっ...