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845話

「私が黒幽霊だとは認めよう。

お前が私に及ばないことも認めるさ。

だが、茂島の四十五人を惨殺した残忍で血なまぐさい行為は、確かに私のしたことではない。

もっとも、そんなことはお前に教えてやらんがな。

所詮、この俺様は人に良いことを押し付ける悪い癖なんてないからな。

さて、一体誰が俺を騙って、俺がやりたかったことをやっているんだ?」

李南方は心の中でそう考えながらも、表向きは優雅に微笑んだ。「デイビッド兄貴、我々中華には『一家の者は二つの言葉を語らず』という諺があります。物事は、皆が心の中で分かっていれば十分、口に出す必要はないんです。結局のところ、私たちは文明人ですから」

「そうだ、李兄弟...