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786話

カジノの客ランク分けは、官界の序列に少しも劣らない。

どの階に賭博しに行けるかは、それに見合うチップを持っているかどうかだ。

闵老のように百万を懐にしている客なら、三階に行く資格がある。

ロビーと二階は、わずか三、五万を持って運試しに来て、全て失ったら尻を叩いて帰るような小口客だけを相手にしている。

闵老に引っ張られて三階に来たものの、李南方は首を振り、入らないと言った。

闵老は少し焦った:「婿さん、あんなにお金持ちなのに、百万ぐらいの賭けが怖いのか?」

李南方は笑った:「お金があるからこそ、こんな小さな遊びをする場所には来ないんだ。遊ぶなら、大きく行こう」

闵老は一瞬固まっ...