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73話

「三、五千くれたら、すぐにでも消えるよ。おならひとつ残さずにな」

クズはやっぱりクズだ。美女の前でも口を開けば「おなら」だの何だの。自分の口が臭くなるのが怖くないのか?

「お金は何に使うの?」

この嫌な顔を見れば見るほど、賀蘭扶蘇との差があまりにも大きすぎて、岳梓童の気分は悪化する一方だった。朝方、彼に対して自ら服を脱いだことなど完全に忘れて、冷たく一言尋ねると、下を向いて仕事に戻った。

李南方は後ろ足でドアを閉め、机の前まで歩いてきて、何の躊躇いもなく机の角に腰掛けた。「携帯を買うんだよ。来る途中で見ただろ?目の見えない外国人女性にぶつかられて、俺は無事だった...