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616話

林老太は百歳を超えた高齢にもかかわらず、健康状態はかなり良好だった。

彼女が持っている龍の頭が彫られた杖は、純粋な木製のものだ。

歩行を助けるというよりも、むしろ身分を誇示するためのものだった。

講談『楊家将』の佘老太君も、まさにこのような龍頭の杖を持ち、金殿に上がった際には皇帝に対しても君臣の礼を取らなかったではないか。

だから、林老太が振り下ろした一撃は、かなりの力が込められていた。

一撃で、李南方の後頭部を打ち砕いてしまった。

「あっ！」

蒋默然は思わず悲鳴を上げ、彼の腕を引っ張って後ろへ逃げようとした。

李南方は動かなかった。

林老太が怒りに任せて龍頭の杖を振り下ろした時、彼はもちろ...