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514話

「どうかしら?この服装で私、颯爽とした女兵士に見える?」

賀蘭小新は両手で軍帽を被り、軍靴のかかとをぴしゃりと合わせ、李南方に向かって敬礼した。

この女はまさに生まれながらの洋服ハンガー。どんな服を着ても、独特の雰囲気を醸し出せる。

彼女が背筋をピンと伸ばし敬礼する姿は、確かに颯爽とした女兵士のようだった。ただ胸が大きすぎるのが難点で、匍匐前進でもしようものなら、背中が有刺鉄線に引っかかりそうだ。

「なんでそんな格好してるんだ?」

李南方は彼女の周りを二周ほど回って、頷きながら言った。「うん、確かに女兵士っぽい。でも軍隊がお前みたいな女兵士ばかり採用したら、敵を威嚇するどころか、むし...