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508話

電光石火の一瞬のうちに、見るからに屈強な二人の兵士が両手を喉に当て、口を大きく開いたまま地面に崩れ落ちていた。

一撃必殺。

文字通りの即死だった。

右側の兵士の喉から鮮血が噴き出した時、賀蘭小新の瞳に宿った嘲りの色はまだ消えていなかった。

つまり彼女は、今目の当たりにしている光景が現実だとまだ信じられないでいたのだ。

李南方の体はあれほど弱っていて立つことさえ難しかったはずなのに、どうして屈強な兵士二人を一瞬で殺せたというのか？

賀蘭小新が信じられないのと同様に、上半身裸の四人の男たちも、カメラを担いでいた男も信じていなかった。

他人がどう思おうと、少なくとも李南方自身は信じていた。

黒龍の促...