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433話

ゆっくりと服の下から頭を出し、岳梓童は明るい世界を、そして抱きしめている手の主を目にした。

眠りこけている李南方の顔には、どこか淫らな笑みが浮かび、口は少し開いていて、半分ほど透明な涎が垂れていた。見ていると吐き気がするほどで、きっとどこかエッチな夢を見ているのだろう。

彼の腕に沿って目線を下げると、岳梓童はその豚のような手が自分の服の裾から忍び込み、雪のように白い大切な二つを掴んでいるのを発見した。まるでパンケーキのように変形させられているというのに、不思議なことに少しも痛みを感じない。

痛くなくても許せるわけがない。ある意味では、岳総監はまだ清純な乙女なのだ。いつ誰かにこんな風に掴ま...