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366話

「げ、豹子かよ!」

孫大明たちが驚きの声を上げ、李南方の手札を見た。

李南方は笑いながら首を振った。「違うよ、二、三、五だ。最弱の役さ。今回は降りるよ」

確かに二、三、五だった。三枚の札の中で最も弱い役だ。

ちくしょう、こんな弱い札を引いておいて、なんだよその叩きつけ方と狂ったような笑いは。わざとビビらせてるんじゃないか。

孫大明たちはようやく李南方が彼らをからかっていたことに気づき、心中穏やかではなかったが、何も言えず、ただゲームを続けるしかなかった。

李南方と札を交換した張威は、手札を見てすぐに捨てた。その札は二、三、五よりは少し強かったものの、最大でも九だった。このまま強がって勝負を続け...