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363話

「招聘室の外の廊下に来て、李南方は陳大力に尋ねた。「今日の採用状況はどうだ?」

「まあまあといったところです」

李社長の影響を受け、陳大力は最近言葉遣いが洗練されてきていた。「昨日からずっとこんな調子です。応募者は少なくないんですが、董総監の目に適う人材がほとんどいません。今朝からここまで、一人も合格者がいませんよ」

「うん、量より質だ。董総監のやり方は正しい。結局のところ、我々は会社を経営している。目的は利益を上げることであって、慈善事業ではないからな。お前みたいな無学な輩が革命の隊列に紛れ込むことは、二度とあってはならない」

陳大力の顔が赤くなっているのを見て見ぬふりをして、李南方は尋ねた...