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293話

「大学は文系専攻だったの?」

こんな書生っぽい態度を見て、李南方は彼が文系だと思い込んだ。

鄔玉潔は首を振った。「違うよ、大学では経済学を専攻したんだ。文系なんて役に立たない。かつて第二次大戦で日本が敗れた時、国内では文系の学生をみんな戦場に送り、理系だけを残して国の再建を託したんだ」

「文学を学んだって何の役に立つ?どれだけ勉強したって、倭寇が我が大中華を侮辱した時に、千山万水を飛び越えて、我が国を犯す者を倒せるのか?ことわざにもある、『義侠は多く屠殺を業とする輩に在り、百無一用は書生なり』とな」

書生はそこまで話して、急に李南方が来ていることに気づき、慌てて...