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2138話

李南方は通行人Aになった。

現在のような状況では、これは間違いなく良い知らせだ。

ただし、すべての人が彼を無関係な存在として扱うわけではない。

少なくとも、常青はそうではない。

龍城城が青山に送り込んだ腹心として、南方グループの社長李南方と当時の龍副市長がどれほど親密な関係にあったかを多かれ少なかれ知っていた。

彼が今日ここに来たのは、龍城城のスパイとしてだった。

突然、真の同盟者かもしれない李南方を見つけた常青は、少し心が軽くなった。

今まで李南方は他の人々に完全に無視され、この内室に残ることができるようになった。

そうなると、常青がずっと悩んでいたことは、心配する必要のない問題へと変わった...