Read with BonusRead with Bonus

213話

いくら心の底から賞賛したくとも、米国海兵隊が世界最強の軍隊であり、特に単独戦闘能力においては宇宙無双であることを。

しかし認めざるを得ないのは、小規模戦闘となれば、中華陸軍こそが名実ともに最強だということだ。

第二次大戦初期、中華陸軍は四十年以上も苦心経営してきた島国軍隊の前では、まさにゴミ同然の存在だった。一個師団が相手の一個大隊に敗走させられることも珍しくなかった。これは紛れもない事実だ。

だが十数年に及ぶ戦火の洗礼を経て、練習相手だった島国陸軍が徐々にゴミ同然になっていくにつれ、中華陸軍はついに漢唐時代の天下を席巻した威風を取り戻した。

朝鮮半島戦争では、武器装備も空中制圧力も絶対...