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1915話

一年以上の月日が流れていた。

金帝会所は既にリニューアルされ、名前と主要事業以外はすべて新しくなっていた。

新たな内装のスタイルに、李南方はかなり満足していた。

特に玄関のデザインは、京華七星会所との類似点が多かった。

金持ちが来れば面子が立ち、サラリーマン階層が見ても、奮発すれば入る勇気が出るような絶妙なバランスだった。

どうやら、あの馬社長の商売の才能は確かなものだったようだ。

小さな会所が、彼の手によって大企業へと成長していた。

だが——

「陳晓、なんでこんなところに連れてくるんだよ!」

李南方は振り返って怒鳴り、陳大力のこの頼りにならない妹をこらしめようとした。

どこへ行くのも自由なの...